保険の義歯 Insurance
総義歯(総入れ歯)
上下どちらかの顎で、自身の歯が全くない場合に使われるのが、総義歯です。保険適用の総義歯はプラスチックやレジン(合成樹脂)しかありませんが、保険外の総義歯にはセラミックや金属などのタイプもあります。
保険を使って総義歯を作る場合には、義歯床がプラスチックのものになります。
プラスチックの総入れ歯は分厚くなりやすかったり、安定せずに違和感が強くなりやすかったりすることがありますが、料金が安い、修理がしやすいといったメリットもあります。
部分義歯(部分入れ歯)
歯が抜けてしまい、ブリッジの適用とならない場合の対処法の一つに、部分義歯があります。欠損が1本だけの場合から、歯が1本しか残っていない場合まで対応できます。
保険治療の場合には、金属の「クラスプ」が付いたタイプの部分入れ歯しかありませんが、保険外治療の場合にはクラスプが付いていないものなど、様々なタイプのものがあります。
レジン床義歯
保険適用の入れ歯の場合、プラスチック樹脂のレジン床を使用します。
金属素材よりも多少厚みがあるので熱が伝わりにくく、食べ物の温度が感じにくくなります。
また、人によって装着時に少し違和感を覚えることがあります。
他の素材と比べて適合性がやや劣ると言われていますが、最近ではこのデメリットを改善できるレジン床義歯も出てきています。
マウスピース(マウスガード)
マウスピースの中でも、当院ではスポーツ用のマウスピースを取り扱っております。スポーツマウスガードはラグビーやアメリカンフットボール、アイスホッケー、フィールドホッケー、ラクロス、ボクシング、空手などのコンタクトスポーツで広く使用されています。
マウスガードは強打による衝撃を和らげる効果があり、装着していない場合には歯が折れたり唇や舌、顔面などを負傷したりすることがあります。
また、脳震とうなどの発生率や重篤度を低減させる効果もあります。