保険外の義歯 Nonclasp
目立たない入れ歯ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーというのは「金属のバネがない」入れ歯の総称を言います。
入れ歯が目立ってしまうのは、入れ歯を支えるための金属のバネが原因です。
この金属のバネが目立たないようになれば、入れ歯を付けていることに気づかれにくくなります。
ノンクラスプデンチャーも歯を支えるための装置はありますが、金属ではなく、歯肉の色になじむピンク色の樹脂を利用します。
ノンクラスプデンチャーは金属部分がないため、口腔内に自然に溶け込み目立たなく審美性も高いことが特徴です。
金属床
一般的な保険の入れ歯は骨格部分をピンク色のプラスチックで作ります。それに対し金属床の入れ歯は、入れ歯の主要部分を金属で作ります。
プラスチックに比べて丈夫な素材である金属を使うため快適で、たわみにくく、丈夫な入れ歯を作ることができます。プラスチックと比べて、格段に薄く仕上げられるので、それによりつけている違和感を少なくし、お口の中を広く感じさせます。
さらに金属は、熱(温度)の伝わりも良いので、冷たいものは冷たく、温かいものは温かく感じ、食事を一層おいしく楽しむことができます。
また、金属床の入れ歯はバネをかけた歯の負担を軽減することも特徴の一つです。
金属床義歯の種類
金属床義歯は、コバルトクロムなどの金属を使用して製作されます。
●コバルトクロム
コバルトクロム床義歯は、金属床義歯の中でも最も多くの方が選択されている入れ歯です。
金属床義歯の魅力を持ちながら、チタン床義歯よりも安価に製作できます。
金属アレルギーのリスクが少ない素材で(ただし、コバルトクロムアレルギーの方は受けられません)、コバルトクロムが持つ強度によって、厚みや違和感が少なく、食べ物の温度も伝わりやすい入れ歯を作ることができます。